奥入瀬の自然は、実際に目にすると感動的なほどに美しい。春の新緑の時期は特に素晴らしく、気や草の葉一枚一枚すべてが瑞々しい生命力に満ちている。渓流の周りに広がる原生林の中に立つと植物から放出されたフィトンチッドやマイナスイオンが大気に漂っているのが感じられるほどである。新緑と並んで、ツツジの花も春の奥入瀬の見所となっているが、両方をタイミングよく写真に納めるのは意外に難しい。この時も現地で一週間ほど粘って、新緑の中に花開いたツツジの花を撮らえた。
撮影データ/ディアドルフ8×10、アポシロナー300mm、絞りf45、15秒、プロビア 8×10インチ判フィルム
